2021年03月18日 17:22

シエンプレ デジタル・クライシス総合研究所は、今年3月11日直前の「東日本大震災」に関する投稿の調査分析を実施、Decahoseで、Twitterの投稿数を調査した。調査によると、2019年から2020年、2021年と投稿数は毎年増えていることが分かった。
原因としては、2月に新型コロナウイルスの感染が拡大し、国内で死者がではじめた(2月13日)ことから混乱が起こっていたことが挙げられる。その混乱状況を東日本大震災の状況に重ね合わせ、現在の対応を批判する内容が多く確認できた。また東日本大震災から今年で10年であることから、自身の震災の経験談や振り返りの機会として投稿を行う人が増えたことも要因の一つだとみられる。
また2020年はネガティブ投稿の割合が増え、2021年になるとさらにネガティブの割合が多い結果となった。「桜を見る会」と「新型コロナウイルス」についての話題が注目を集めている時期であり、政治批判を含む内容や感染拡大への不安についての投稿が増加したためだと推測される。
また2019年から2021年にかけ「#東日本大震災」「#復興に向けて手を繋ごう」「#smap」というハッシュタグがついた投稿が共通して見られた。2020年は「#安倍はやめろ」「#新型コロナウイルス」「#新型肺炎」、2021年は「#緊急地震速報」「地震」「#あれから10年」と2月13日に発生した地震や、東日本大震災から今年で10年であることを振り返る内容のハッシュタグが多かった。