2021年03月05日 16:23

ラトックシステムは、CO2センサー「RS-WFCO2」を5月中旬より出荷開始する。

以前より、建物や学校の衛生管理基準では、インフルエンザ感染防止対策や良好な空気質の維持を目的に、CO2濃度を基準とする換気の実施が呼びかけられてきた。2020年の新型コロナ感染拡大に伴い、密を把握する手段として、CO2濃度の計測が広く認知された。現在は、ポストコロナを意識した衛生管理のシステムづくりに、CO2センサーを取り入れるニーズが高まっている。同社では、CO2、PM2.5、VOCや気圧などを自動計測する「Wi-Fi 環境センサー」を開発。空気質を総合的に視覚化するIoTデバイス「RS-WFEVS1」として、2020年12月に市場投入した。そして今回、空気質の計測で特にニーズの高いCO2と温湿度の測定に絞ったシンプルモデル「RS-WFCO2」の製品化に至った。

「RS-WFCO2」は、CO2濃度の計測、グラフ表示、ログ収集、アラート通知が可能な高精度CO2センサー。スマホで確認やデータの取得がおこなえるほか、本体LEDの色やバーの長さで換気が必要な状況かを確認することができる。同製品には、PA方式を使用したCO2センサーを搭載。計測可能レンジは0~5000ppm、精度は50ppm±5%。従来のNDIR方式と比較して、生活空間(約2500ppm以下)で精度の高いCO2濃度計測がおこなえる。インターネットに接続されたWi-Fiルーターがあれば導入が可能だ。

価格は1万5800円(税別)。発売予定日は5月中旬。

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