2021年02月24日 18:04

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、リファービッシュ(整備済み)スマートフォンのグローバル市場は、2020年に9%縮小したという調査結果を含むCounterpoint Refurbished Smartphone Market Trackerによる最新調査を発表した。

2020年の上半期は、2019年上半期と比較して16%もの大幅下落となり、その後、AppleのiPhoneの強力な新機種発売サイクルを始めとする新商品の販売増加が、二次流通市場にもプラスに働いたことにより、2020年下半期の市場は少し持ち直した。しかし、2020年通年で見ると、世界の主要市場全てにおいて、主にCOVID-19に起因する市場の縮小がみられた。

二次市場について、カウンターポイント社シニアリサーチアナリストのGlen Cardoza氏は「COVID-19によるロックダウンと経済の冷え込みによって、2020年の新品スマートフォン販売もまた9%下落した。これは買い替えが減ったことを意味し、その影響を受けて、二次市場に回る台数も減少したことを意味する。新型コロナウイルスの流行で、実に多くのスマートフォン所有者が、新規の購入を諦めたり延期したりした。主要な二次市場であるインドと中南米では、厳しいロックダウンが延長された影響で、2020年の上半期に市場はそれぞれ20%と24%の下落が生じた。」とコメントした。