2021年02月16日 16:59

東京エレクトロン デバイス(TED)は、三ツ矢社に、パーツカウンター「めばかり君」を導入した。三ツ矢社は、自動車や電子機器、医療機器、航空機器などさまざまな分野に、電気や化学反応を利用しためっき加工や表面処理を施した加工部品を供給している。

五反田工場では、少量多品種かつ非常に高い品質が要求される製品を取り扱っており、厳格な員数管理が求められる。これまでは製品を人の手で数えていたが、計測には一日平均90分かかり、数え間違いのリスクもあった。また、メイン業務に加えてその都度対応できる人員が作業を行っており、業務負担となっていた。

このような状況の中、誤差が発生する重量計測以外の方法で正確に計数ができる機器を必要としており、画像処理技術により計数作業を半自動化するパーツカウンター「めばかり君」を導入。その結果、計数作業の負荷を軽減し計数作業時間を約3分の1に短縮するとともに、トレーサビリティの確保も可能になった。

パーツカウンター「めばかり君」は、部品を計測台の上に載せて広げるだけで、カメラが撮影し画像処理により自動で数量を数えるため、これまで90分かかっていた計数作業を35分に短縮。また、作業記録を残す機能を有しており、出荷数と顧客への納品数の誤差が指摘された場合には、簡単に作業記録を見直すことができ、計測結果を提示することもできるため、トレーサビリティの確保が可能になった。