2021年02月15日 15:27

ロレアルとユネスコは、2月11日、「科学における女性と女児の国際デー」に、「第23回ロレアルーユネスコ女性科学賞」の受賞者として、卓越した業績をあげた5人の女性科学者を発表した。
ロレアル財団はユネスコとともに「世界は科学を必要としており、科学は女性を必要としている」という確固たる信念のもと、女性科学者への関心を高め、女性科学者の才能を周知させ、女性科学者としてのキャリア形成を促すために、女性科学者の地位向上に注力している。1998年に女性科学賞を設立して以来、世界117カ国から117人の女性科学者を表彰し、3500人以上の才能豊かな若手女性科学者(博士課程または博士研究員)の研究を奨励すべく奨学金を贈呈してきた。
ロレアル財団とユネスコは毎年、世界五大陸から5名の女性科学者を選出しており、「第23回ロレアルーユネスコ女性科学賞」は、自然科学、数学、コンピューターサイエンスの分野の研究者に贈られる。受賞者は、アフリカ・アラブ諸国「キャサリン・ンギラ(Catherine NGILA)教授」(専門分野:化学)、アジア太平洋地域「野崎京子(Kyoko NOZAKI)教授」(専門分野:化学)、北米「シャフィ・ゴールドワッサー(Shafi GOLDWASSER)教授」(専門分野:コンピューターサイエンス)、欧州「フランソワーズ・コンブ(Françoise COMBES)」(専門分野:天体物理学)、ラテンアメリカおよびカリブ海地域「アリシア・ディッケンセイン(Alicia Dickensein)教授」(専門分野:数学)。