2021年02月09日 18:04

シンプレクスと三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、在宅勤務・在宅コンタクトセンター向け不正検知AIソリューション「Deep Percept for remote work(ディープパーセプト・フォー・リモートワーク)」の実証実験を2月より開始する。

コロナ禍によりリモートワークが推進され、新たな働き方として定着し始めた一方で、それによる情報漏洩リスクへの対策や新たなビジネスプロセスの構築が求められている。顧客の情報を扱う業務では、従業員によるスマートフォン等での業務画面の撮影や、従業員以外の第三者の閲覧による情報流出等への対策が課題となっていた。

同ソリューションは、上記の課題に応えるため、シンプレクスグループのAI企業であるDeep Perceptが開発した(特許出願中)。WEBカメラから得られる情報をAIが分析、情報漏洩を未然に検知するもので、端末利用者の本人確認や画面の盗撮・覗き見等を検知する。

今回、MDISは同ソリューションのニーズが高いと考えられる金融機関のコンタクトセンター業務を想定した環境で実証実験を行う。この実験を通じて、様々な作業環境の下でも同ソリューションが問題なく機能することを確認すると共に、同ソリューションを用いたサービスを提供する予定だ。実験後は両社でプロモーション活動を行い、4月より金融機関を中心に展開していく予定。両社は、今後も安心して在宅勤務を行える環境の提供を目指し、同ソリューションの実用化に向けた取り組みを加速させていく。

シンプレクス / MDIS