2021年02月04日 18:32

老舗百貨店「松屋銀座」にて、店頭における紳士用スーツの採寸業務において、BONXがリコーと開発した、「熟練のスタッフがお客様と会話しながら、採寸した情報を言葉で発するだけで自動登録する」システムが導入された。

昨今、DXという言葉が広く世に知られるようになってきており、様々な現場でデジタル技術を活用した業務改革が拡大している。特に新型コロナウイルス拡大以降、現場系業務を中心に、三密対策として距離を取りながらも非接触型で隣にいるかのようにコミュニケーションが取れるBONXがいっそう注目を浴びてきている。

加えて、昨今の音声認識技術の進歩によって、PCやタブレットへの手動でのデータ入力ではなく、音声を発するだけで自動でデータが入力できたり、あるいは必要な情報を検索しアクセスしたりと、音声を用いたデジタル技術の拡大は更に広がっており、BONXでは、このような業務シーンにおける音声のさらなる活用を「音声DX」として展開している。

今回導入されたシステムでは、BONX製のヒアラブルデバイスを装着した採寸者が発話した「ウエスト、85センチ」といった音声を認識し、顧客データベースにデータとして自動的に格納することが可能。一定のトレーニング期間を経て実際のメンズクラブ売り場における採寸業務においてソリューションが試用され始めており、百貨店での現場業務における音声DXを推進している。