2021年01月22日 18:50

パナソニックオートモーティブ社の新世代ワイヤレス充電器が、トヨタ自動車の新型「クラウン」(2020年11月2日発売)に採用された。

本製品は、ワイヤレス充電共通規格「Qi」に対応し、パナソニックの独自技術である2軸ムービングコイル方式を10 W急速充電対応に進化させて、高効率・短時間充電を実現した。2軸ムービングコイル方式は、スマートフォンのコイル位置を検知し、充電器のコイルが位置合わせを行うことで、低い熱損失、高い充電効率を維持することが特長。幅広い形状のスマートフォンに対応できるほか、スマートフォンを充電トレイに置くだけで、ムービングコイルが最適充電位置に移動して充電を開始する。また、走行時の振動でスマートフォン位置ずれが発生し充電が停止した場合でも、充電器側コイルが位置補正することで、自動で充電を再開する。

ユーザーが利用するメジャーなスマートフォンのサイズを規定。その最大のサイズをトレイサイズとし、その範囲内においては走行中の位置ずれを問わず、高効率充電を実現する「2軸ムービングコイル方式」。車室空間のデザインに自由度を与える「ワイヤレス充電器本体の小型化・軽量化」。多様なスマートフォンに対応し、安全な充電環境を確保するワイヤレス充電共通規格「Qi」対応となる。

パナソニックは、ムービングコイル技術を活用したワイヤレス充電器の大電力化・高効率化を進化させ、安全・安心で快適なドライビング環境に貢献していく。