2020年10月09日 18:35

琵琶湖博物館は、3期6年にわたるリニューアル工事を終え、令和2年10月10日(土)にグランドオープンする。第3期リニューアルでは、A展示室、B展示室の展示内容を刷新し、新コンセプトである「びわこのちから」を伝えていく。
琵琶湖博物館は地域の人々とともに「湖と人間」のよりよい共存関係を築いていくことを使命として、平成8年10月に開館。以来、1,100万人以上の来館者を迎えてきた。10月10日(土)のグランドオープンでは11時よりオープニングセレモニーを実施し、リニューアルされたA展示室とB展示室が11時40分ごろからお披露目される。
A展示室には世界初の展示となる半身半骨のツダンスキーゾウ標本や、地層模型と地層の剥ぎ取り標本など、400万年にわたる琵琶湖の自然環境や気候の変化を体感できる展示が登場する。全長7.5mとなる龍がナビゲートするB展示室では、丸子船のAR展示が登場し、 「森」「水辺」「湖」「里」をテーマに、人は自然とどのようにかかわり暮らしてきたのかを紹介する。
これまでも展示していた丸子船はさらにバージョンアップ。備え付けのタブレットもしくは所定のアプリをインストールしたスマートフォンなどのIT機器を丸子船にかざすと、丸子船に帆を張り、琵琶湖の上を進む。龍のオブジェは約1300個のペットボトルやテニスボールケースを使用し、構想から約2年間かけて制作された。また、今回のグランドオープンを記念し、レストラン「にほのうみ」では、この龍をイメージしたパンケーキを数量限定で販売する。