2020年10月02日 18:57

「土佐料理司」では、高知県宿毛(すくも)市の名産「直七すだち」の果実および果汁の卸売り販売を開始した。幻の柑橘「直七すだち」とは、高知県の南西に位置する宿毛(すくも)市で主に栽培されている香酸柑橘の一種。

「直七すだち」の味わいは柚子やレモンに比べ香りも控えめ、爽やかで軽やかな風味が持ち味。酸味、甘み、苦味のバランスが良く、「ピュア」で「ナチュラル」な味わいが特徴となっている。他の柑橘類と比べ生産量が少なく、高知県内の市場にもあまり出回っていないことから「幻の柑橘」と言われている。

「直七すだち」は酸味が勝ちすぎず、様々な食材と相性が良く、高知県では古くから食酢として親しまれてきた。その万能性は、日本料理はもちろんフレンチやイタリアンの料理人からも注目を集めている。土佐料理司では10年ほど前から、「直七すだち」を料理やドリンクのレシピに取り入れるほか、「土佐料理司ゆずポン酢」の原料に採用し、いち早く加工食品の商品開発に取り組んできた。

今年、新型コロナウイルスの影響により、契約農園では収穫が予定されていた「直七すだち」の出荷先が激減。新型コロナウイルスの影響により打撃を受けている、高知県の一次産業を応援し、「直七すだち」のおいしさをもっと、世の中に広めていきたいとの想いから、「直七すだち」の卸売り事業を開始する。詳しくはこちら