2020年10月01日 16:08

大量データのウェブコンテンツ配信プラットフォームを提供するアクセリアは、特許出願済の新技術を応用した「マルチCDN」の提供を開始した。

マルチCDNはBrokering CDNの新機能で、ブラウザ機能を応用し、利用者が意識することなく、複数のCDNを設定や条件に応じて、自動的に切り替える仕組みを可能にした特許出願済の新技術。アクセリアのマルチCDNはブラウザ機能を応用した新しい形のコンテンツ配信サービス。DNSを利用するのではなく、ブラウザ機能を応用する事で、他社CDNサービスを利用中でもCDNの併用・同時利用を可能とした。

長年のノウハウから得た独自の配信チューニングより、同一コンテンツは基本的に同じCDNから配信されるように調整することで、総キャッシュ可能容量が増え、キャッシュヒット率の向上が見込まれる。また、絶対に落ちない安定した配信を実現。ユーザー側でコンテンツ取得の可能/不可能が判定され、取得不可能と判定されたCDNが発生した場合、自動的にフェイルオーバーし、コンテンツ取得に失敗した先とは異なるCDN事業者へ自動的に接続を行い、配信を行うことができる。これにより、通信経路途中の部分的な通信障害が発生しても、他のCDNに接続可能な場合は問題なくコンテンツの配信が可能。

また、ユーザー側の一時的な通信エラーであっても、タイムアウト後に通信環境が復活していれば、自動的にリトライが行われコンテンツが問題なく配信可能であることも大きなポイントとなっている。