2020年08月12日 12:05

誠文堂新光社より、8月24日(月)に「焼酎語辞典」が発売される。古くは南日本でのみ造られ飲まれていた焼酎だが、今や日本全国に焼酎蔵があり、多くの人に愛されている。2000年代の第三次焼酎ブームによって、本格焼酎や泡盛に興味を持つ人が増え、最近は新しい価値観を持つ若者が、どんどん飲める世代に加わってきた。若い世代を中心に焼酎は「ツウが飲むお酒」「かっこいい飲み物」というイメージが広がっている。

本書では、「どうやって造られているの?」「日本酒とは何が違うの?」など、芋・麦・米・蕎麦・黒糖・泡盛の焼酎の種類や、本格焼酎の製造方法や歴史をはじめとする焼酎についての基礎知識から、「どんな飲み方で飲んだらいいの?」など、飲み方、焼酎に合うおつまみなどを、あいうえお順のワードを手掛かりに、ページの許す限り解説した。

また、甲類焼酎も本格焼酎も日本独自の蒸留酒。芋焼酎や麦焼酎はもちろん、チューハイや梅酒にも甲類焼酎は使われているが、これまで数多くの刊行されてきた書籍は、本格焼酎(乙類焼酎)に関するものがほとんどで、甲類焼酎について解説さている本はほとんどなかった。

そこで「焼酎語辞典」では、甲類焼酎についてもページを数多く設け、詳しく解説している。ゆるいタッチのイラストとともに、焼酎に興味のある人が、焼酎にまつわるいろいろを知ることができる1冊。定価1600円(税別)。