2020年06月23日 16:37

ヤマップは、長野県と「『登山届情報システム』の活用に関する協定」を締結した。
年々逓増する山岳遭難。登山計画の作成が、迅速で適切な救助活動の第一歩になる。登山届の提出を義務化する条例の施行やインターネット窓口の設置など、提出率向上にむけた様々な取り組みが行われている一方、山岳遭難の発生件数は年々逓増傾向にある。
ヤマップが運営する「YAMAP」は、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。「YAMAP」では、あらかじめ大切な家族・友人(緊急連絡先)に登山計画を共有しておくことで、万が一のときに備えられる登山計画機能を提供している。作成したページは印刷し、各自治体・警察窓口への印刷・郵送や、登山ポストへの投函を行うことで正式な登山届として受理される。
長野県と連携した今回の取り組みは、登山届の提出プロセスに係る登山者の利便性を、より高い水準に引き上げるもの。「YAMAP」で「登山計画」を作成し、YAMAPに提出すれば、長野県・県警窓口への印刷・郵送や、登山ポストへの投函を行わなくとも、正式な「登山届」としてそのまま受理される。これにより、登山者は印刷・郵送・投函等の手間を削減でき、通報を受けた救助者も、救助に有力な登山ルート等の情報をより速く照会・把握できるため、より迅速で適切な救助活動を行えるようになる。