2020年06月17日 15:44

応用地質は、日本各地に存在する斜面(自然斜面、切土・盛土のり面等人工的な傾斜地を含む)の危険度を自動で診断し、リスクレポートを作成するサービスを開始した。

地球温暖化の影響などにより、集中豪雨による土砂災害などの被害が全国的に増加しつつある。また、土砂災害は、近年頻発化している大規模地震によっても度々発生。国土の7割が山地や丘陵地で占められた日本では、斜面災害のリスクが年々高まっていることが懸念されている。

このような状況を受け、同社では、斜面リスク情報を誰もが簡単に入手し、防災対策等の判断に役立てることができる「斜面リスクレポート」サービスを開始した。「斜面リスクレポート」は、同社が長年かけて蓄積してきた地質・地形データベースと斜面災害メカニズムに関する技術的知見をもとに、日本全国の危険斜面のリスク情報を低価格&スピーディーにレポート形式で提供するもの。ユーザーは、専用ページから対象斜面の位置情報等を入力することで、インターネット経由で即座にレポートを入手することができる。

想定される利用シーンは、「工場など事業用地周辺斜面の事業活動・財務に及ぼすリスクの評価」、「斜面に設置する太陽光発電メガソーラー、風力発電等の事業リスク評価」、「企業が保有する不動産(急傾斜地など)のリスク・価値算定」など。また、レポートのダウンロードサービスのほか、専門技術者による現地診断や、現地の地質調査等に基づく詳細なリスクの把握など、様々なオプションサービスも用意している。

料金は、1レポートあたり7万円から。

詳しくはこちら