2020年06月12日 12:36

ビットキーは、「レジデンス向け顔認証ソリューション」を公開し、エントランスのオートロック顔認証対応を6月11日より提供開始した。

「レジデンス向け顔認証ソリューション」は、ビットキー社が開発する、レジデンス向けの「顔」を中心としたソリューション。顔で本人の認証が可能になることで、なりすましを防止できる「安全性」、物理的に自分を証明するものを持ち歩かずに済む「便利」さ、スムーズな認証による「気持ち良い体験」を提供する。

これまで顔認証は、本人性を確かめるために重宝されたが、一方でマスクを着けた顔に対応できないなど柔軟な設定に課題が有った。ビットキー社の場合、マスクをつけたままでの顔認証や、複数の認証方法を組み合わせた多要素認証(例:顔認証とパスワードなど)も可能で、エリアに求めるセキュリティレベルに合わせた設定に対応できる。従来、顔を認識させるためには、カメラの正面に立つ必要や、カメラの前で静止し、顔を認識させる必要があったが、ビットキー社の場合、顔の認識範囲が広いため、顔を正面に近づけること無く、歩きながらカメラに顔を向ける程度でカギを解錠することができる。また、安全性を高めつつも安価に提供することができ、大掛かりな工事も必要としないため、既存物件への後付けも可能だ。

すでに東京都江東区の「プラウドタワー東雲キャナルコート」に設置し、一部居住者が利用を開始している。今後はレジデンス内のあらゆる場所の顔認証対応を目指し、暮らしをさらに快適にするための製品開発や他社製品・システムとの連携を進める。

ビットキー