2020年06月12日 12:36

大京アステージと穴吹コミュニティは、マンションをとりまく社会課題の「3つの老い」(建物の老朽化、居住者の高齢化、労働力の老い)などに対応する、デジタルトランスフォーメーション(DX)による次世代型マンション管理サービスの開発に着手した。
本開発プロジェクトは、「MiDD Project(ミッド・プロジェクト)」と称し、マンション管理業界No.1(両社合計で9640管理組合、53万8333戸。3月末時点)の管理戸数実績からこれまでに得たナレッジに、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの最新テクノロジーを融合。「新たなマンション生活様式」を創造するとともに、労働集約型の管理業務の変革を目指す。
第1弾として、管理組合の総会をウェブ上で視聴できる「WEB総会」サービスを、7月より試験的に提供。ウィズコロナ、ポストコロナ時代の社会を見据えた管理運営に取り組む。現行の区分所有法や管理規約では、ウェブ会議システムを用いて議決権を行使することを想定はされているが、通信障害などを想定し、本サービスでは予め定められた方法(書面・電磁的方法など)により議決権を行使した上で、自宅などからウェブで総会を視聴できる。
また、2020年秋から順次、デジタル技術で居住者の健康を支援するヘルスケアサービスや、管理組合と管理会社との電子契約システムなどを導入する予定。両社は、蓄積された知見やノウハウを生かして今後もDXを積極的に推進し、新しいマンション管理のかたちを提案し、社会課題の解決に取り組んでいく。