2020年06月05日 13:04

日本総合研究所、クロスフィールズ、Synamonは、社会課題に対する探求心の強化・共感獲得におけるVR技術の効果を検証するための試験サービスを、6月4日~7月31日まで実施する。
SDGsを組織が推進するには、解決しようとしている社会課題の深刻さや解決の必要性について、関わる人員の多くが理解していることが欠かせない。また、社会課題への理解を深めるには、「現場」を体感することが大きな役割を果たすが、そうした現場を訪問する時間と費用を人員に提供することが難しい状況だ。そのため多くの組織では、組織内における人員間の知識・認識ギャップが埋まらず、SDGsへの組織的な対応を進めにくいのが現実となっている。
そこで本試験サービスでは、VR技術を活用し、社会課題が発生している現場を、職場や自宅などにおいて疑似体験させることで得られる効果を検証する。バーチャル空間での疑似体験によって、参加者が社会課題の深刻さや課題解決の必要性に対する実感、より深く課題を知ってみたいという探求心の獲得、そして特にそれらの課題に直面する人々への共感を、どの程度獲得できたかを測定する。
本試験サービスの検証結果をもとに、デジタル・テクノロジーの活用による新しい共感の形を実現するプログラムを開発・提供するとともに、他業界からの新たな参画を得ながら社会課題解決の促進を目的とするプラットフォームの形成を目指す予定だ。
実施場所は、参加企業の会議室またはクロスフィールズ会議室(リモート接続によるオンライン・ワークショップ)。実施期間は6月4日~7月31日。