2020年06月03日 16:47

スマートバリューは、西出自動車工作所へモビリティIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」を提供、クルマの予防整備に関するシステムを構築する。また西出自動車工作所は、スマートバリューが構築するシステムを活用し、「予防整備プラットフォーム(仮称)」を立ち上げ、主に自動車整備業界へ新たなサービスを展開する。

「予防整備プラットフォーム」は、クルマをコネクティッド化する同社のノウハウを活用したプラットフォーム。クルマの利用、整備、売却時に、クルマの状態に関するデータを収集する機能を有しており、クルマを安心・安全に供給する事業者向けのサービスを展開する。

昨今、自動車整備業界には、「担い手の高齢化や人手不足による自動車整備工場の衰退」、「自動車技術の高度化およびそれによる技術力の向上の必要性」など急務な課題が山積。また、2021年から販売される新型車両から、車検時にOBD検査が適用される見込みとなっており、クルマの電子化・高度化により対応できるツールや技術が必要になってきている。

今後、両社がこれまでに蓄積したノウハウを活用し、クルマが使用される期間の整備データを一括管理し、各種システムとの連携やデータの蓄積・分析を行うシステムを構築。クルマの生涯流通にいたる整備履歴データ、走行データなどのトレーサビリティデータの収集、活用することにより、安全・安心なクルマの整備、流通を実現していく。