2020年06月03日 14:48

Rehab for JAPANは、将来的なオンライン介護の実現を目指す「リハブオンライン(RehabOnline)プロジェクト」を始動する。

同社は、デイサービス向けクラウド機能訓練ソフト「リハプラン」を運営している。新型コロナウイルスという誰にも予想できなかった事態に際し、これまでデイサービスを利用していた高齢者が自宅で自粛することが増加。これまでデイサービスで提供できていた「スタッフや他の利用者とのコミュニケーション」や「介護リハビリ」が実施できない高齢者が増えており、認知症やうつ病になるリスクや身体機能・生活機能低下リスクが生まれている。

そのような背景の中で、「スタッフや他の利用者とのコミュニケーション」や「運動・リハビリ」をオンラインを通じたコミュニケーションを可能とすることで、デイサービス事業者の新たなサービスとして提供できるようにし、将来的にはオンライン介護の実現を目指すプロジェクトとして、「リハブオンラインプロジェクト」を始動した。

プロジェクトの始動にあたり、第1ステップとして千葉県佐倉市のデイサービス事業者である「カルチャー型デイサービスセンターサロン de Day」との実証実験を開始する。今回の実証実験では、対象となる高齢者およびその家族の自宅にタブレット&ネット環境をRehabから事業所を通して貸与。専用のWeb会議システムを通じて、デイサービススタッフと高齢者およびその家族がコミュニケーションをとり、高齢者の「体調などの状態確認」や「介護リハビリ(運動指導)」を実施できるかを検証する。

リハプラン