2020年06月02日 18:48

太平貿易はpureLiFi社のLiFi光無線機器を販売する。

LiFiは電磁スペクトルの可視光線の一部を使用して、音声、映像、あらゆるデータを高速に双方向通信できる光無線の技術。光無線の技術としては新しく、2011年に初めて紹介された。

LiFiの通信はWiFiに似ている。光を利用するか、電波を利用するかの違いになる。pureLiFi社のLiFi-XCシリーズでは、無線基地局や無線ルーターの代わりにLED照明機器などへLiFi専用のアクセスポイントとドライバを組み込む。LiFiに対応したLED照明から照射される光は、LiFi専用のドライバによって様々なレートに変調した光信号として出力される。この変調された光信号はパソコンなどに接続したLiFi専用USBドングルによって検出することで光ダウンリンクを提供。変調された光信号のちらつきは、人間の目には知覚できないほど高速変調されるため視認することはない。光アップリンクでは、人間の目には見えないように赤外線を使用し、パソコンに接続されたUSBドングルから光信号を送信する。LiFi専用アクセスポイントの受信機によって光信号を検出することで、双方向の光無線通信を提供する仕組みだ。

太平貿易では12月に開催予定のワイヤレスジャパン2020(東京ビッグサイト青海展示棟)にpureLiFi社製のLiFi光通信機器を出展する予定だ。

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