2020年06月01日 09:07

クリプトン・フューチャー・メディアは、同社が開発した「リスク通知システム」が、北海道で「北海道コロナ通知システム」として正式導入される事が決定した。

「リスク通知システム」は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響下にある社会情勢を鑑み、同社がNoMaps(ノーマップス)実行委員会の協力を得て、地域振興事業の一環として開発したシステム。本システムはオープンソースとして、5月28日よりGitHub(ギットハブ)にて無償公開。全国の自治体等で活用できる。

「北海道コロナ通知システム」は、同社が公開したオープンソースをベースに、北海道がコロナ対策の一環で運用するシステムの名称。不特定多数の人が利用する施設やイベント等において、新型コロナウイルスの拡大を防止する事を目的としており、情報管理等の運用は全て北海道が行う。本システムは、施設利用やイベント参加の際、二次元バーコードからメールアドレスを登録すると、同じ日、同じ施設を利用した人の中から新型コロナウイルスの感染が確認された場合に、北海道からメール通知が届く仕組みだ。

同社では地域振興事業も行っており、北海道の情報を無料で提供するニュースイベントアプリ「Domingo(ドミンゴ)」の運営では、2017年より北海道とタイアップ協定を締結している。今回の採用はそうした縁から生まれた。

「リスク通知システム」について / 北海道庁WEBサイト