2020年05月27日 17:50

アカリクが無償提供する、クラウド上で数式を美しく表現可能な「Cloud LaTeX」の累計登録者数が、このたび4万人を突破した。

Cloud LaTeXとは、テキスト組版システム LaTeX (ラテフ) の編集・コンパイル(PDF資料作成)が、複雑な環境構築不要でWebに登録するだけで使うことができるサービス。数式を美しく表現可能になり、大学学部生・修士・博士などの学生から、ポスドク・大学教職員まで広く利用されている。7周年を迎えるにあたり、累計登録者数は4万人を突破。コンパイル数は累計3600万回を超え、2020年度中には累計登録者数が5万人を突破する見込み。

7周年を記念し、同社で実施したユーザーアンケートの結果、学生(高校・高専生、大学学部・短大生、修士、博士、その他)は3割以上、社会人(ポストドクター・研究員、教員、その他)は2割弱が一週間に一度以上の利用をしていることが明らかになった。利用用途としては、学生の7割以上がレポート課題作成、社会人は投稿論文や出版物等の執筆に利用していた。

2020年5月に入ってからはLaTeX演習等のオンライン講義でのニーズが増え、登録者数が2倍のペースになっている。またLaTeXというと数学系や工学系のイメージが強くなりがちだが、同社では他分野で今までLaTeXを使ったことがない人にも、文書作成のしやすさをアピールし、新たなLaTeX利用ユーザとして獲得をしたいと考えている。