2020年05月27日 12:15

Mira Roboticsは、接触感染の拡大防止策としてUV-C(紫外線)除菌機能を搭載したロボットハンドを開発した。

新型コロナウィルス感染症との闘いが長期化する中で「Withコロナ」を想定した行動変容が求められている。接触感染は、ウイルスが付着している部分を触ったのち、口や鼻の粘膜から感染する。3密を回避したとしても感染者と同じ施設を利用していれば、ドアノブ、手すり、エレベーターのボタンや電気スイッチなど、不特定多数の人が触れやすい場所、いわゆる「ハイタッチサーフェス」を通して感染するリスクが潜んでいる。

「ugo」は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。従来の単純な遠隔操作ロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型アバターロボットだ。同社では、Withコロナ時代の到来によって省人化・自動化が一層求められているビルの保守・運営業務に対して、「ugo」を活用したビルメンテナンスサービスを開発している。

アバターロボット「ugo」を活用すると、警備・点検・清掃といった施設内での一部業務を、人と接触せずに遠隔操作で実施できるだけでなく、今回開発したUV-C除菌ハンドを搭載することで、日々の巡回移動の中で「ついで作業」として定期的に除菌を行うことが可能。ドアノブやエレベーターのボタンなどにUV-C(紫外線)を照射し、新型コロナウィルスを除菌、半自動で施設内の感染症対策を行う。

Mira Robotics