2020年05月26日 09:09

ホロラボは、職人技を記録し初学者の手業の修練に役立つアプリ「TechniCapture」の提供を開始した。

ホロラボは、2017年1月18日(Microsoft社の「HoloLens」の日本での提供開始日)に設立された研究開発型の企業。今回の「TechniCapture」は視線と手技を記録するアプリだ。手技を覚えるには、「見て真似る」ことが必要とされているが、「TechniCapture」はプロの技を3D空間に記録することで、自分の動きとのずれを視覚化できる。記録した手技はデータ化されるため、同時多発的に表示可能で、物理的に会う必要もなく、プロの技術をなぞるように学習することが可能となる。

「TechniCapture」の特徴は、3D空間に手・指・頭の動き、目線を映像で記録できること。記録する空間の基準点を設定できるため同じ機器の操作を遠隔で覚えられる。素早い熟練技の習得や初学者の手技の修練にも役立つ。職人技を記録することで技術伝承に貢献可能だ。

なお、「TechniCapture」の利用にはマイクロソフトの複合現実ヘッドセットの第2世代製品「HoloLens 2」が必要。「HoloLens 2」は、3Dグラフィックなどで作られた映像や画像(ホログラム)を、現実世界に重ね合わせて表示することで、目の前に実物があるかのように見たり、動かしたりできる技術「MixedReality」(複合現実)を実現する。

価格は、「基本セット」90万円(税別)。

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