2020年03月19日 14:52

東京地下鉄(東京メトロ)は、「混雑状況の見える化」に関する実証実験の第2弾として、銀座線渋谷駅乗り換え連絡通路付近の混雑状況を専用WEBサイト及び東京メトロアプリで配信する実証実験を、3月30日から開始する。
東京メトロでは混雑状況の見える化を進めており、混雑度を解析する技術の有用性や最適な情報配信手段等を検証するため、1月から銀座線車両内で渋谷駅構内の混雑状況を配信する実証実験を行っている。今回その第2弾として、銀座線渋谷駅乗り換え連絡通路付近において、混雑状況を自動解析する技術の有用性確認等を目的とした実証実験を実施。本実証実験の結果をもとに、利用者にとって最適な混雑状況の見える化に向けて、混雑解析技術や配信方法について検討を行い、混雑状況の配信を進めていく。
混雑状況は、現地に設置した専用カメラで利用状況を自動解析し、4段階の混雑度として表示するほか、利用者がいない環境下で撮影した現地画像に、利用状況を人型のアイコンとして重ねて表示することで、混雑状況を視覚的に確認できる。さらに、過去の同一曜日及び当日の1時間ごとの混雑状況をグラフで配信する。なお、撮影した映像はプライバシー保護加工を施し、元の映像データは削除する。なお、混雑状況は専用WEBサイトまたは東京メトロアプリから確認できる。
対象場所は、銀座線渋谷駅乗り換え連絡通路付近(JR中央改札口付近)。実験開始日は3月30日~。