2020年03月16日 18:44

デンソーウェーブが開発した、新型QRコード(1)(tQR(R))を用いたホームドア開閉制御システムが、神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅において、3月14日の始発から運用を開始した。

国土交通省の発表によると、ホームドアの優先整備の対象としてきた1日あたりの平均利用者数が10万人以上の駅のホームドアの整備状況は、コストや車両の扉位置が揃っていない等の課題により、2018年度末時点での整備済み番線数が353番線/1219番線にとどまっている。

こうした中で、新型QRコード(tQR(R))を採用した本システムは、1編成ごとに搭載される通信制御機器の代わりにQRコードと駅ホームのスキャナーを用いるため、設備費用の低減と工期の短縮が可能。また、tQRコードを車両に貼り付けるだけなので、車両本体の改修工期も削減できる。

神戸市営地下鉄三宮駅では、2018年3月3日からホームドアの運用を開始。これまでのシステムでは、乗務員が車両ドアとホームドアを別々に手動で開閉していたが、車両ドアに貼り付けたQRコードを駅ホームのスキャナで読み取り連動して開閉する本システムの導入により、車両側ドアの制御のみでホームドアの連動開閉が行えるようになり、乗務員の業務負荷低減を実現した。

また、車両改修における費用や期間も、従来の開閉制御システムと比較し、コスト削減を実現したほか、工期の短縮にも成功した。神戸市交通局では、今後の可動式ホーム柵についても同システムの採用を検討している。