2020年02月13日 11:56

昭文社は、学校の通学路の安全確保を支援する新製品「通学路安全支援システム」を、2月12日にリリースした。

教育現場における通園・通学途上の安全確保は、非常に大きな社会課題となっている。ここ数年に限っても、登下校時の事件、事故が後を絶たず、先生、保護者を始め関係者は対応に追われている。同社は通学路の安全はもとより、もう一つの喫緊の課題である先生たちの働き方改革も含め、教育現場をサポートするサービスの必要性を痛感し、同社CSRの一環として「通学路安全支援システム」を開発、今回リリースする運びとなった。

これまで地図を活用したシステムは高額な開発費が必要だったが、「通学路安全支援システム」は同社がこれまで培った地図アプリ開発技術と電子地図ソフトの利用を組み合わせることで、導入しやすい提供価格を実現した。

本製品は、児童の氏名や自宅住所と定期点検によって確認された危険箇所を本システム上に登録することで、リスクの高い通学路を通る児童が瞬時に地図上に展開されるので、横断歩道やガードレールを設置したり110番の家を設置するなど、事件・事故を未然に防ぐスムーズな対応・対策が可能となる。また、学校等で設定している通学路だけでなく、児童の自宅から学校に至るまでの経路を登録することで、特にリスクが高まる1人通学の区間等を念頭に置いた危険箇所の抽出も可能となる。

価格は5万円(税抜)。販売開始日は2月12日。

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