2020年02月10日 10:06

誠文堂新光社は、2月13日、「マンガでわかる落語」を発売する。

若い世代からビジネスパーソンまで、人気のエンターテイメントとなっている落語。ひとりで多くの登場人物を演じわける落語は、落語家の話術からコミュニケーションのスキルを学べるとあって、趣味としてだけでなく教養としても注目されている。聞く側に想像力や考える力が求められることもあり、演者と客が双方で場をつくりあげるライブ感も魅力のひとつ。とはいえ噺の難しさや寄席のマナーの無知などから、ハードルが高いと感じている人も多いはずだ。

そこで本書は、寄席の楽しみ方、古典落語のあらすじなど、はじめて落語を聞く予習に最適な落語の楽しみ方を、東大出身初の落語家である春風亭昇吉さんが解説。落語の圧倒的な知識と噺家の経験値から繰り出される独自の解説で、楽しみながら落語の世界を理解できる。落語は噺の内容やオチがわかっていても(映画でいうネタバレ)楽しめる芸能であり、むしろ内容を理解していたほうが、噺家による演出や展開の違いがわかり、深く堪能することができるもの。この本を読んでから寄席に行けば、落語が120%楽しめる、知識ゼロからの落語指南書となっている。

内容は、「マンガでわかる古典落語50」、「まだまだあります!古典落語あらすじ36」、「新作落語のレジェンド」、「落語家の亭号」、「師匠と弟子の関係」、「落語ビギナーの素朴な疑問」など。

定価は1500円(税抜)。発売日は2月13日。

誠文堂新光社