2020年02月03日 15:58

奈良市は、「奈良市更生支援フェア2020」を3月7日に奈良市ならまちセンターで開催する。
奈良市では、2018年6月に「矯正施設所在自治体会議」設立発起人として奈良市長が参加して以来、市として更生支援を積極的に進め、2019年12月~1月にかけ、「奈良市更生支援にかかる懇話会」を2回開催。2月には市職員向けの更生支援理解のための実地研修として、奈良少年鑑別所並びに奈良少年院見学・説明会を実施予定だ。
近年、国と同様に奈良市においても「罪を犯した」人が「再犯」を繰り返すことが多く、その原因とされる出所者等の社会的孤立が問題となっている。罪を犯した人の多くが、定職、住居を確保できない等により、社会復帰が困難な状況にあり、再犯防止には、社会において孤立することがないよう市民の理解と協力が必要。このことについて広く市民に啓発し、更生支援の輪を広げ、地域ができることを一緒に考える機会として、「奈良市更生支援フェア2020」を開催する。
当日は、元衆議院議員・作家の山本譲司さんの基調講演や、龍谷大学矯正・保護総合センター長浜井浩一さんがコーディネーターをつとめるパネルディスカッションを実施。他に、施設内のレストラン「coto coto」では、奈良少年院の野菜を使用した料理の提供等も行う。
参加費は無料(申し込み不要)。会場は、奈良市ならまちセンター(奈良市東寺林町38)。日時は、3月7日12時~16時30分。