2020年01月31日 12:56

学研プラスは、料理書籍「藤井弁当」を1月30日に発売した。
お弁当が必要になる理由は人さまざま。外食だと健康が心配、家計の節約、学校でお弁当と決められているから、など。しかし、どのお弁当にも共通するのは、「たった1回の特別な食事」ではなく、「毎日続くごはん」である、ということ。著者の料理研究家・藤井恵さんは2人の娘のために、15年間お弁当を作り続ける中で、作る人が毎日ストレスなく作れ、食べる人もおいしく楽しめるお弁当を試行錯誤し続けたという。そしてたどり着いた結論が、「お弁当作りをパターン化すること」だった。
「お弁当作りのパターン化」とは、おかずは3品、作る道具は卵焼き器ひとつ、毎回同じ順番で作る、ということ。おかずは、肉や魚介の主菜、ゆで野菜をあえた副菜、卵焼きの3品と決めてしまう。卵焼き器ひとつでも、お弁当に使う程度の野菜をゆでたり、肉や魚介を焼いたり炒めたりできる。調理の時短になり、なんといっても後片付けがラク。作る順番も毎回同じで、副菜の野菜をゆでる、卵焼きを作る、主菜を作る。これを「日課」のように作り続けていると、お弁当作りがだんだんと身についてくる。
本書では、手順をプロセスカットで丁寧に解説しながら、まずは5日間分のお弁当を紹介。慣れてきたら好きなおかずに挑戦、ということで、主菜41品、あえるだけの野菜の副菜40品、卵焼きのバリエ18品を掲載。主菜には、副菜、卵焼きの組合せ例を提案しているので、迷ったときの参考になる。
定価は1200円(税別)。発売日は1月30日。