2020年01月15日 17:24

2019年11月3日(日・祝)に、高知県土佐郡大川村で謝肉祭が行われた。豊かな自然に囲まれたこの日本一人口の少ない大川村(離島を除く)は、全村民およそ400人。地元大川村ブランドの「大川黒牛」や「はちきん地鶏」などを中心に、全村民あげて準備した地元の食を楽しむこのイベント。イベントも定着し希少な食を求めて、毎年県内外・海外からも多くの人が訪れ賑わっている。

当初はささやかにスタートしたものの、大川ブランドの希少黒牛がお腹いっぱい食べられるという口コミが県外や海外に広まり来場者は年々増加。今回で36回目を迎えたこの謝肉祭には村民の3倍以上の約1500人がこの村に集まった。

この大川村謝肉祭は、美味しい肉を食べ、お酒を飲むだけの場所ではない。謝肉祭を彩るのは地元住民が手作りした、魅力的な料理の数々。例年大人気で売り切れ必至の「モツ煮込み」や、「はちきん地鶏と黒牛がたっぷり入ったおにぎり」、はちきん地鶏の出汁の効いた「ラーメン」や「はちきん地鶏の唐揚げ」は逸品。また、大川黒牛を更に美味しく食べるために開発したという秘伝の焼肉タレ「謝肉祭」のレシピは門外不出で、濃厚な味噌ダレが肉の甘さを引き立てる。これらの商品は大川村にある村のえき「結いの里」で購入可能。

そしてイベントのクライマックスはステージでのバンド演奏。県外からの来場客は、「都会にいたら体験できない事だらけ。子供と一緒に来年も参加したい」と語っていた。