2019年08月26日 14:19

伊藤超短波は、歯科用両側性筋電気刺激装置「イトー D function」の販売を開始した。

本製品は、ファンクショナル波形による電気刺激を与えることで、顎関節や咬筋など頭頸部の疼痛緩和や筋肉の弛緩が可能。通電した際の皮膚への刺激が少ないので、患者が快適に使用できる。また場所を選ばないコンパクトサイズでありながら、治療用グローブをしたままでも押しやすい大きなタッチパネルを搭載。デフォルトの出力は30mAで安全性にも配慮している。さらにCH1とCH2でそれぞれ個別の設定が可能で、多彩な5つのモードにより症状に合わせた治療が行える。患者の肌に直接触れるD functionパッドは、衛生的なディスポーザブルタイプを採用した。

治療例としては、顎関節症の治療に用いられるスプリント療法との併用や治療前の口腔周囲筋のバランス調整にも有効。なお、本製品は医療関係者のみが使用できる医療機器となっている。

メーカー希望小売価格は18万円(税抜)。

伊藤超短波