2019年08月19日 16:13

聖マリアンナ医科大学病院は、MICIN(マイシン)が提供するサービス「curon(クロン)」を用い、希少な難病であるHTLV-1関連脊髄症(HAM)の患者向けに、8月からオンラインでの診療を開始する。

HAMは、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV−1)によって脊髄の炎症が引き起こされ、歩行や排尿・排便が困難になる疾患。患者数は日本全国で約3000人と推定される希少疾患で、難病にも指定されている。

HAMは希少疾患で専門医が少ないため、多くの患者が遠方に通院している。また、病気の進行に伴って歩行が困難になるため、通院に苦労する患者も少なくない。オンライン診療サービス「curon」により、患者はスマートフォン、医師はパソコンを使用し、予約から問診、診察、決済、医薬品の配送手続きまでをオンラインで完結させることができる。オンライン診療を取り入れることで、患者の通院負担を減らしながら、専門医による医療を継続的に提供することが可能になる。

クロンのサービス紹介サイト