2019年08月16日 12:53

Sachi Project(サチプロジェクト)とノックオンザドアは、てんかん患者と家族向けのアプリ「nanacara(ナナカラ)」を共同開発した。

「てんかん」は、発作を抗てんかん薬でコントロールする。治療や創薬のためには、薬と発作の詳細な記録が重要。これまで「いつ発作が起こったのか」「その時に服薬した薬は何か」など詳細データは、患者や家族が工夫しながら記録するのが常識だった。しかし、発作は、突然起こるもの。患者の対応に追われながらでは、正確なデータを取ることは極めて困難で、患者とその家族にとって大きな負担のひとつとなっていた。

そこで、てんかん患者と家族会、てんかん専門医で構成するSachi Projectではアプリ開発に着手。1年間にわたって、19家族50名との綿密なディスカッションを重ね、アプリ開発に活かした。臨床現場の実態に即したアプリ提供をしていく。また、サービス開始後の運営も、てんかん患者や家族が深く関わる協働運営を目指す。

サービス提供開始は9月。