2019年07月17日 15:56

国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の運用を行う「有人宇宙システム(JAMSS)」は、リハビリ機器「ぷるそら」を8月1日に発売する。
宇宙飛行士のトレーニングノウハウをもつJAMSSでは、宇宙ステーションの微小重力下の環境と病室のベッド上で横たわる状態に、抗重力筋が働かなくなるという類似点があることに着目。介護施設やリハビリテーションの現場の意見を反映して、本商品を開発した。「ぷるそら」は初動から負荷が発生し、その後の張力変化がなだらかなため、ねらった負荷で運動することが容易。関節可動域が限られた人や寝たきりの人でも適切に運動することができる。
また小型で約400gと軽量なので、訪問リハビリ時の持ち運びも負担にならない。宇宙飛行士トレーナーが、今までの経験を基に開発した、からだの機能を維持・向上させる運動プログラムがDVDに収録されており、これを見ながら指導できる。希望小売価格は1セット 49,800円(税抜)。