2019年05月10日 09:10

凸版印刷、ホシデン、日本全薬工業は3社共同で、「家畜健康管理サービス」の開発に向けて実証実験を開始する。

本サービスは、凸版印刷が提供する位置情報とネットワークカメラの映像データによる労務管理と、生体センサー連携によるデータ取得で作業員の健康状態を把握できる「ID-Watchy Bio」を活用したもの。北海道野付郡の牧場であるトータルハードカーフサービスにおいて、5月下旬より子牛の飼育における本サービスの実証に向けての検討を開始、本格的な実証実験を夏より行う。

本実証実験では、「ID-Watchy Bio」の生体センサー「MEDiTAG」の装着器を家畜専用に改良し、足や首へ装着することで家畜のストレスなどの生体情報の常時取得と可視化を検証し、リアルタイムで映像と生体情報が連動することで、体調急変などの早期発見を目指す。また日本全薬工業が動物用医薬品の研究開発などで培ったノウハウを活かし、家畜の活動状況と生体情報を連携させた取得データの分析を実施する。