2019年04月19日 15:22

リコーインダストリアルソリューションズと日本全薬工業は、4月、畜産農家向け牛群管理システム「RICOH CowTalk」の販売に関する協業契約を締結した。

本システムは、首輪型センサーから取得した加速度データを、クラウド上のAIを用いて3つの活動情報(反芻/活動/静止)に分類し、専用アプリを介してユーザー端末に表示・通知するもの。牛の活動情報を24時間測定することで、個体ごとの体調変化や悪化兆候の見逃しを防止し、経営損失の低減に貢献する。

また、日々の作業内容や飼育状態の記録など、これまで口頭や手書きで行っていた業務管理を、牛の活動情報とあわせて専用アプリで一元管理することで、業務の見落としを防ぎ、作業を効率化。作業者が操作する専用アプリは、機能を必要最小限に絞り込み、現場の毎日に寄り添う「かんたん」で分かりやすい操作性を実現している。「RICOH CowTalk」は2019年夏頃の正式発売を予定。