2019年04月10日 15:36

エニワンは、社員50名以下の中小企業に勤めている会社員を対象に、「企業理念・ビジョンの浸透」に関するアンケートを実施した。

まず、「全従業員に企業理念を浸透させることは必要か」と質問したところ、7割近くが「はい」と回答。その理由としては、「企業経営の方向性の明確化(40.5%)」「社員のモチベーションの向上(30.7%)」「社内に一体感が生まれる(19.9%)」などが挙げられた。

一方で、実際に「企業理念・ビジョンをしっかりと理解しているか」と聞いたところ、6割近くが「いいえ」と回答。その理由としては、「理想と現実の差が大きい(36.0%)」「抽象的すぎる(18.5%)」などが多かった。また、「理解している」と回答した人に、「実行はできているか」と質問したところ、3割近くが「完璧にはできていない」と回答。

企業理念は、社員の行動指針の役割を持るが、「理解できている社員は少ない」「理解できていたとしても、実行に移すのは難しい」といった2点が、今後の企業課題になるようだ。