2019年02月13日 15:56

作業支援型のウェアラブルロボット「マッスルスーツ(R)」を提供する東京理科大学発ベンチャーの「イノフィス」は、製品の普及促進を目指し、第三種割当方式による増資を実施。国内に加えて、香港や台湾からの投資も受け、8億円を超える資金の調達に至った。
「マッスルスーツ(R)」は、空気圧で稼働する人工筋肉のはたらきで装着者の動作を補助し、作業時の身体負担を軽減させる装着型ロボット。腰部の補助に特化しており、人を抱え上げる、重い物を持ち上げる、中腰姿勢を保つ、といった作業時に効果を発揮。介護福祉サービス、製造業、物流業、建設業、農業など、さまざまな業種で導入され、腰痛発生の予防、労働環境改善や人手不足対策に貢献している。
今回の増資により、新製品の開発投資やさらなる販促活動の実施に加えて、香港や台湾の企業とパートナーシップを組んで海外展開への大きな一歩を踏み出す。