2019年02月01日 15:22

北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター高田礼人教授が、「エボラ出血熱」治療薬開発のための資金調達を目的に、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にてプロジェクトを開始した。
エボラ出血熱はアフリカで散発的な流行を繰り返している、致死率の非常に高い感染症で、2013年から2016年にかけての西アフリカでの流行では、1万人以上が命を落とした。未承認薬ながら抗体医薬が最も効果があるとされており、感染者への投与が試されているが、非常に高額である上に低温での保存が必要で、アフリカの流行地で使用するには限界がある。
同センターでは、抗体医薬と同じ作用を持つ化合物の発見に成功。この化合物を安価で常温保存可能な「飲み薬」として、感染地域で普及させたいと考え、開発に必要な研究資金を募集するため、クラウドファンディングサービスを通じて支援金を募る。目標金額は370万円。募集期間は2月1日(金)~3月29日(金)23時。詳しくはこちら。