2019年01月23日 16:55

kanataは、音声認識と構文解析を組み込んだクラウド型電子カルテ「Voice-Karte」を開発した。

電子カルテが登場してから20年近くたつが、診療所における電子カルテ普及率は4割未満にとどまっている。一方で、電子カルテに移行していない診療所のドクター達からは、「電子カルテを導入すると、記載や検索に時間と手間を要するので、患者と向き合えなくなる」という声が聞かれる。このように、患者と向き合った医療をめざすドクターのための電子カルテを求める声に対応すべく、同社は「紙カルテの進化形」としての電子カルテの開発に取り組んできた。

このたび開発された「Voice-Karte」の最大の特徴は、ドクターと患者との会話を録音した音声ファイルから、同社開発の構文解析を通すことによりオーダーを自動発行できること。この結果、主訴、所見等の記載、オーダーの発行を、数クリックで行えるようになり、ドクターが患者と向き合う時間を増やすことができる。