2018年11月05日 12:37

OKIは、国土交通省「危機管理型水位計の観測基準・仕様」に準拠した、超音波式「危機管理型水位計」を提供開始する。
近年、台風、線上降水帯、ゲリラ豪雨などにより、大規模かつ突発的な豪雨による河川の水害が頻発している。国土交通省は、氾濫予測が必要な場所、また、現状では水位予測が困難な場所に導入コストや運用コストを安価に抑えた「危機管理型水位計」を数多く設置し、水位を直接把握する観測を推進して、河川監視の充実を図ることを目指し、「危機管理型水位計の観測基準・仕様」を定めた。
OKIが開発した「危機管理型水位計」は、LTE通信機能を実装し、ネットワーク接続配線工事不要でIoTクラウドとの通信を可能としている。構造物への設置が容易な小型・軽量・一体型の形状を実現しており、太陽電池の採用により電源工事、設置費用を大幅に削減。また、水位変化時のみ観測を行う方式を採用し通信費用を削減するなど、設置後の維持・運営費用も大幅に削減する。