2018年08月13日 17:18

NEXCO西日本と三井住友建設は、鉄筋やPC鋼材に替わり、腐食しない新材料を緊張材として用いた「非鉄製材料を用いた超高耐久橋梁:Dura-Bridge (Durable Bridge)」の共同研究を、平成22年3月より進めてきた。

今回、徳島自動車道 土成IC~脇町IC間で工事を進めている「別埜谷橋(べっそだにばし)」に、新設の高速道路本線橋として初めてDura-Bridgeを採用する。本技術により、鋼材腐食によるコンクリート片はく落などによる第三者被害を防ぐとともに、耐久性の飛躍的な向上により維持管理費用の削減が可能となる。

ただ、本線橋へは初採用となることから、まず比較的橋長の短い橋梁で工事を行い、得られた技術的課題の整理や実績工事費の精査を実施。今後は、飛来塩分や凍結防止剤散布による鋼材の腐食環境が厳しい構造物へのさらなる展開を目指す。