2018年07月17日 16:35

大和ハウスグループのフジタは、ジオサーフCSと共同で、土工事の出来形管理に利用する「重機搭載レーザー計測システム」を開発した。このシステムは重機に搭載したレーザースキャナ(LS)の計測により、移動しながら現場内の任意の位置で面的な出来形座標を取得するシステム。
オペレータが運転席で計測ボタンを押し、計測範囲を重機が旋回スキャンすることで、GNSSが位置座標、LSが作業面までの距離、傾斜計が重機姿勢を各々計測し演算処理を行い、その結果を現況の点群データに変換。このデータを3次元設計データと重ねあわせ、差分を色分けしたヒートマップで表示することで、現況と設計を比べ切土すべきか盛土すべきかの判断や出来高土量も容易に算出できる。
また、点群データを専用ソフトに取り込めば、ヒートマップの応用により規格値に比べて異なる計測箇所を色分け表示し、出来形合否判定も可能となっている。