2018年07月13日 06:27

大阪大学総合学術博物館湯川記念室と京都大学基礎物理学研究所湯川記念館史料室は連携して、湯川秀樹博士が大阪帝国大学助教授であった1938年の自筆の研究室日記「湯川研究室理論コロキウム記録」を、7月6日から各室のホームページ上で初公開した。

湯川博士は1933年に大阪帝国大学理学部講師(兼任)、翌1934年には専任講師となり、1936年~1939年5月まで大阪帝国大学理学部助教授を務めた。この間、湯川博士は素粒子物理学の研究に従事し、中間子論を発展させた。1934年11月中間子論第1論文を発表し、この研究成果により1949年、日本で最初のノーベル賞を受賞した。

湯川博士が記し残した研究史料を知ってもらい、科学に対する興味を深めてもらうことを目的に、京都大学基礎物理学研究所湯川記念館史料室に保存されている研究室日記のシリーズ15冊から、第1冊(s04-19-01)の前半をホームページに公開予定だ。

大阪大学総合学術博物館湯川記念室ホームページ

京都大学基礎物理学研究所湯川記念館史料室ホームページ