2018年05月28日 12:56

花王「生活者研究センター」は、「家庭科男女必修世代」に着目し、2006年、2016年、2017年にインターネット調査、2017年に家庭訪問調査を首都圏で実施した結果について、日本家政学会第70回大会にて発表した。

2006年に首都圏の20~30代の夫が主に担当していたのは「ごみ出し」「浴室掃除」「資産・家計の管理」などだった。2016年には全ての項目で担当割合が上昇し、夫が担当する家事は「トイレ掃除」も含め、「掃除」「洗濯」全般、「食事の後片付け」などに広がっていた。

インタビュー調査から、20~30代夫婦では、暮らしをマネジメントする感覚で家事をこなす様子が印象的。まず自分たちがどう暮らしたいを考え「目指す暮らしのゴール」を夫婦で共有し、家事は明確な「分担」を決めるのではなく、お互いにさりげない思いやりでゆるやかにフォローし合い、できる人ができるタイミングでする「臨機応変」な家事シェア・スタイルなのが特徴だ。

花王「生活者研究センター」