2018年02月21日 10:28

誠文堂新光社は、3月7日、「多元計算解剖学の基礎と臨床への応用」を刊行する。

本書は、病気の早期発見や治療困難な疾患の診断治療法実現への様々な手法を開拓する、新しい学問領域「多元計算解剖学の基礎と臨床への応用」を解説する。「多元計算解剖学」とは、空間軸、時間軸、機能軸、病理軸といった種々の軸にまたがる医用画像情報に基づき、「生きた人体の総合理解」のための数理的解析基盤を確立。病気の早期発見や治療困難な疾患に対する高度に知能化された診断治療法実現のための数理的諸手法を開拓する新しい学問領域だ。

この研究は、従来の人体の形状だけの静的な計算解剖モデルではなく、「生きた人体」を対象とする多元情報から構築される動的な計算解剖モデル(多元計算解剖モデル)を医学で取り扱えるようにするための先進的研究。画像工学、計測工学、データ工学、材料工学、応用数学、物理学、機械工学、生体医工学、医学など広範な学問に関連している。

定価は2万円(税抜)。

誠文堂新光社