2017年04月25日 09:42

不妊治療netは、20代~50代の不妊治療経験がある女性を対象に、「不妊治療と仕事」に関する実態調査を行った。

調査結果によると、妊娠した人の52%が不妊治療に際して退職、転職、休職など、働き方を変えていたことがわかった。一方、妊娠しなかった人のうちで働き方を変えていたのは32%。なお、その差の大部分を占めているのは「休職」だった。不妊治療が終わったあとも戻れるように在籍はするものの、不妊治療中は業務には取り組みにくいということかもしれない。妊娠した人は、休職して不妊治療に集中した人が多いことを示唆している。

今回の調査によると、不妊治療をするには働き方を見直す必要性が強いのが現状だ。しかし社会で活躍する女性が多くなっている近年では、不妊症・不妊治療に対する意識も高まっている。政府も2017年度から不妊治療と仕事の両立を支援する制度を拡充する方針を発表しており、不妊治療と仕事の両立は、社会全体として改善余地が大きい領域と言える。

不妊治療net