2017年12月07日 10:59
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誠文堂新光社は、12月7日に、「粘菌 知性のはじまりとそのサイエンス」を刊行した。

脳や神経をもたない単細胞生物でありながら、外的刺激に対して複雑な行動様式を示す粘菌(変形菌)。その特異なふるまいは、コンピュータサイエンスや人工知能研究の黎明期から科学者たちを悩ませてきた「単一始点最短経路問題」に最適な解を与えうる能力をもつことで注目を集めた。

本書は、サイエンスドキュメンタリーフィルム「The Creeping Garden」の製作を通して、2人の英国人がどのように研究を深めていったかを描き出す。その過程で粘菌研究の歴史や、現在第一線で活躍する科学者たちの研究をふまえ、粘菌を応用したコンピュータや人工知能、ウェアラブルデバイスなどの取り組みについても紹介。巻末には、粘菌を活用した研究で2度のイグ・ノーベル賞を受賞した中垣俊之博士と、現在日本の変形菌研究をリードする川上新一博士による対談も収録。

定価は2800円(税抜)。

誠文堂新光社