2016年12月09日 10:47

東京急行電鉄は、2017年1月と2月に「リノベーションまちづくりシンポジウム@東急池上線」を、3月には「リノベーションスクール@東急池上線」を、民間事業者として初めて開催する。

近年、就労人口の減少、地域経済の縮退などといった課題が顕在化している地域が、全国で増加傾向にある。そのような課題に対し、一部の地方自治体では、空き家などの遊休資産を活用することでエリアを活性化する、「リノベーションまちづくり」という手法が導入されはじめている。

池上周辺エリアは、古くから住宅と工場が共存する「住工調和」の文化や、地域密着型の活気ある商店街、老舗の店舗が連なる池上本門寺への参道など、多様な魅力を有している。一方で、近年では、工場数の減少に伴う就業人口数の減少や、14.8%という高い空き家率といった課題もある。今回、新しいまちづくりの手法として、池上周辺エリアの特性と親和性が高い「リノベーションまちづくり」を推進することで、より地域社会と密着したエリア活性化を目指す。